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(=´▽`=)ノ みなさんこんにちは。
今回は、うさんぽや各紀行物の為に出向いた時に、たまに出合う
日本の原風景と言うのかな?そんな風景のお話をしたいと思います。

トップに写っているまめの写真は、とあるダムの近くの山の中で偶然見つけた祠です。
この手の祠は荒れ果てて朽ちてしまっている事がほとんどなのですが、
稀に手入れをされていて、まだ信仰が続いているなぁと思える祠に出会える事があります。
しかし、山奥過ぎて、ここに御詣りに来る人は数える程の人々だうと思える祠です。

雰囲気は八幡宮さんの様に感じますが、ダムを見下ろす位置にあるので、
ダム工事の安全を祈願した物かも知れませんし、単純に水神様が祀ってあるのかも知れません。

周りを色々見てみましたが、「これは」って物は見つける事が出来ませんでした。
何を祀ってある祠なのか、まったく分かりません。
個人的にはこんな祠がある場所は大好きなのですが、
何を祀っているのか分からないと日記のネタとしは成り立たず、没ネタになるのですが、
あえてこれを書いてる訳は下記の通りです。

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皆さん突然ですが、「夏目友人帳」と言うTVアニメをご存知でしょうか?

作品の概要はこんな感じです。
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。
彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を継ぎ、
自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返す日々。
ようやく手に入れた大切な場所で、友人達との深まる絆を感じながら、
夏目は妖怪達との出会いや別れを繰り返していく…。

作品の内容もとても好きですが、おじさんはこのアニメに画かれる風景が好きでした。
たまたまネットでちょっと調べものをしている時に見つけたサイト。
夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)
TVアニメ夏目友人帳シリーズでは作者の出身地、熊本県人吉球磨地方の景色が
背景のモデルとして使われているらしく
アニメに登場する神社等のモデルがある事を知りました。

アニメのモデルとなる風景が沢山、紹介してある訳ですが、
同じ九州地区と言う事もあり、あれ!?この風景、あの場所に似ているなあとか、
ああ、あの素敵な風景の元はこんな感じなんだ。とか
見方が違うと言う事は、見せ方が違うと言う事で、同じ場所でもこんなに変わるんだ。とか
紹介されている神社より、家の近くの薬師寺の方がもっと夏目らしいぞとか、
そんな事を思いながら、写真を見てました。

( ̄◆ ̄;)うっ・・・まてよ。この手の風景はおじさん結構見ているぞ!!
それで今回撮った写真をご紹介して見ようかなって思った訳です。

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※写真の露神は合成です。

夏目友人帳1期2話で「露神の祠」と言うお話があります。
露神と、露神を信奉する最後の一人となったハナさんとのお話です。

お話に登場する露神は神様では無く、何もいないこの祠に住み着いた気の良い妖かし。
雨が降らない村に雨が降りますようにと村人がこの祠にお願いしたところ、
たまたま、翌日雨が降り、その妖かしは、いつのまにか露神と呼ばれ、
その祠を信仰する者が増え、露神自体も信仰の力で神力をつけていきます。
しかし、時が流れ信仰がどんどん薄くなり、一時は人と同じ位だった露神は小さくなってしまいます。
この写真のようにね。
そして、最後の信仰者のハナさんは・・・

こんな感じのお話なのですが、この祠を見た時に、この話を思い出して、
きっと露神の祠ってこんな所なんだうなぁ?
そんな事を思いました。
荒れている訳では無いけど、信仰する人が少なくなり、
元々何を祀ってあったのかも分からなくなってしまいそうな祠。
なにもかもがそっくりです。

皆さんには露神が見えましたか?

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作品中に主人公の夏目とハナさんが露神の事でこんな会話をします。

「笑わないで下さいね。一度だけお見かけした事がある気がするんです」
足だけが少しだけ見えてと言うのです。
しかし、驚いたけど気付かないふりをしたという。

露神に「今日は良い天気だなぁ」と独り言のように話し掛けられて
思わず「そうですね」と言ってしまいそうになったが、
声を掛けてしまったら、消えてしまう気がして・・・とハナさん。

「露神様は、いつもひとりぼっちでしょ。だから声をかけてあげれば良かった」
自分ならひとりぼっちは淋しくて耐えられないからと。

こんなエピソードの中、物語は進んで行くのです。
(=´▽`=)ノねっ。ちょっと見たくなって来たでしょ(笑)

まめだったら、この写真の通り露神さんが見えると思うんですよね。
間違いありません。(笑)

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この祠がある場所はおじさんの妄想だけでは無くて、
本当に露神が居ても納得してしまいそうな場所にあります。

ここに訪れるにはまず、大正時代に作られた福岡市初の浄水専用の
曲渕ダムまで来なくてはいけません。
福岡市水道の歴史とともに歩んできた水源地と言って良い場所なんですよ。
(((p(≧□≦)q))) 出た。おじさんの好きな例の時空紀行ネタに使える100年物のダムです。

そんなダムの管理事務所に挨拶し、御影石の練石積みのダムの天端を抜けて、対岸に渡り、
ダム敷地のフェンスを抜けて外に出てしまいます。

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するとちょっとだけ高台になった広場に続く、こんな石造りの道が見えて来ます。

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石段を登ると、苔むした石柱で区切られた敷地の中にこの祠があります。

何故おじさんがこんな場所を知っているかと言うと、時空紀行で先程出て来た
曲渕ダムの事を書こうと思い、まめと何度もこの地に足を運んでいます。
特に大正時代の建設当時の名残りは無いかと、
結構、山の中も散策してた訳で、そんな時にこの祠と出合った訳です。

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作品中に露神と主人公夏目の祖母レイコとこんなやり取りがあります。

「この祠にいても供物は続かないから、力のある内に他の場所に移るべきだ」
そんなレイコの忠告に
露神は「一度愛されてしまえば、愛してしまえば忘れる事はできないんだよ」

この地を人を愛した露神、そしてそんな露神を愛した人々。
とても良い台詞ですよね。

もしかしたら、そんな露神に出会えるかも知れない、曲渕ダム奥の祠。
機会がありましたら、是非御詣りにいってもらいたいと思える祠でした。

博多のおじさん&まめ


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