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(=´▽`=)ノ 皆さんこんにちは。
今回も前回の続きで高倉堡塁跡を散策したいと思います。
今回ご紹介するのは、倉庫群の裏に有る砲台跡施設です。

(゜ロ゜;)....えっ?トップの写真のまめの「がん見」が怖いですって?
確かに・・・まめ睨むのはやめろって!!

ところで皆さん、この手の戦争遺産で良く聞く砲台跡(ほうだいあと)と
今回訪れている堡塁跡(ほうるいあと)の違いが分かるでしょうか?
どうして呼び方が違うのだろうと不思議に思い調べて見ました。

旧日本陸軍では要塞を建設する際に、対艦射撃用の海岸砲台を「砲台」と呼び
海岸砲台の背面を守る陸戦砲台を「堡塁」として区別してたらしいです。

この高倉堡塁跡は周防灘方面の対艦警戒の任務もありましたが主要任務は、
他の下関要塞群の背面警戒の任務が大きかった様です。
それで高倉堡塁と言う名称になった様です。

それでは当時、この高倉堡塁に配備されていた砲を見てみましょうかね。

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当時、この高倉堡塁には15センチ臼砲が8門、12センチカノン砲が4門配備されていたとの事です。
写真は配備されていた砲と同型のものです。
左の15センチ臼砲は高い放物線描き砲弾を発射するもので、前方の障害物をこえる事が出来る特色を持ってました。

右の12センチカノン砲は可動性に加え、比較的短い時間で砲弾を発射できる能力を持っており
状況に応じた砲撃が出来るものでした。

と、たまには真面目な事も書いて見ました。(〃⌒ー⌒)ノ どもっ♪

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  この砲が置かれいた砲台跡です。
見ての通り今となっては、すっかり木で覆われています。
おまけにどうでも良いうさぎさんが写ってるし・・・(笑)

( ̄‥ ̄a;)ぽりぽり いったいどんな感じで設置されてたんだぁ?
まったくイメージ出来ません。
半円形の煉瓦積みがあり、所々に四角の穴が開いてます。

正直、裏山にまめを籠に入れて撮った写真です。
て言っても通用しそうです。(笑)

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それで一般的な砲台のイメージ図を探して見ました。
これは同じ下関要塞の火の山砲台跡にある砲台の説明図です。
この図と見比べると少しはイメージ出来るかも?

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なるほど、なるほど。砲座の全体像はイメージ出来る様になりました。
あの四角の穴は弾置場だったんですね。
しかし、砲床は落葉に埋もれて分かりません。
時が自然と共にこの砲台跡を風化させてしまったって事でしょうね。
こうやって見ると100年の時の流れを感じます。

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(; ̄□ ̄)ゝなぬっ? 何だぁ??
各砲台横に1基づつ何やら怪し気な建物が・・・
これがイメージ図に出てた砲側弾薬庫なのかぁ?
まるで映画に出て来る要塞基地その物の雰囲気です。
逆にこの施設は100年の時が過ぎた事が信じられない程、しっかりと原形を留めてます。
ここは本当に日本なのか?

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石積みとコンクリートとのコラボがとても綺麗です。
変な言い方ですが、まるで地下街の入口の様に見えます。
しかし、この半地下の施設が紛れも無く100年前は砲側弾薬庫だった訳です。
ここに各砲の弾薬を貯蔵してた訳なんですよね。

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砲座と砲側庫の近くには落葉に隠れて見え難いのですが、
コンクリート造りの四角の枠が・・・
中には水が溜ってます。これは何だぁ?

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どうも貯水施設の様です。
水が濁って良く見え無いのですが、かなり深そうです。
もしも落ちたら・・・( ̄_ ̄|||) 考えたくありません。

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(; ̄□ ̄)ゝえっ? 砲側弾薬庫には入らないのかって?
だって上から覗くと結構な高さがありますし、砲側弾薬庫入口は落葉がぎっしりです。

(´+_+`)ウゥ…色んな変な虫とか居そうだし・・・
やはりここまで来たら降りて散策しないとまずいですかね?
正直、降りたくありませーん!! ヤバイヨ(TдT;三;TдT)ヤバイヨ

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Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン まめはやる気満々です。
いゃあ、しかし、この湿気感は
未確認生物の巣窟にしか見えないんですが・・・

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(_≧Д≦)ノ彡☆おりゃー探検行くぞぉぉぉ!!
ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
待て、まめ!! 中からエイリアンの幼虫とか飛び出して来て、
顔面に貼り付かれるぞぉぉぉ!!

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(〃⌒ー⌒)ノ どもっ♪ 半地下の 砲側弾薬庫入口まで到着しました。
中は真っ暗です。何も見えません。
ってまめは気楽に言ってますが、
正直まめを持つ手が恐怖で震えているおじさんです。
だって絶対に中に何かいそうなんですもん。

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意を決して、フラッシュ撮影して見ました。お願いだから何も写らないで!!

ε=( ̄。 ̄;A フゥ…良かった。
エイリアンの卵も幼虫もいませんでした。

冗談見たいに書いてますが、正直何が出て来ても不思議じゃ無い程の
無気味な雰囲気はあるんですよ。
感覚的には壁一面ゲジゲジって感じなんですよ。(ll゚◇゚ll) 汗

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さてさて、少しはまともな事も書いておかないとまずいので、この砲側弾薬庫の事を書いておきますね。
幅は1.5m程、奥行きは2.5m程です。先程見た倉庫群と比べるとかなり狭い造りです。
また倉庫群とは異なり、煉瓦は入口側のみに使用されており、
他の面は石をコンクリートで固めた様な造りとなってました。
弾薬庫だから強度重視の造りの様に感じたおじさんです。
天井奥には排気孔が造られてました。
弾薬庫だから湿度管理も大変だったんだうなぁ?

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ε=( ̄。 ̄;A フゥ…無事、砲側弾薬庫散策終了。
まめと目を見合わせて、お互いの無事の帰還を喜びます。

ちなみに、「廃虚は冬」の言葉通りに、草が枯れるシーズンで無いと、
この砲台跡方面には、入り込む事は出来ない様です。
だって、かなりジャングル化してますからね。

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如何でしたか? 高倉堡塁跡。
普通に生活しているとまず関わる事は少ないジャンルのお話だと思います。
知識が乏しくて中々上手に、この遺跡をご紹介出来ませんでしたが、
ほんの少しでもおじさんが感じた事が皆さんに伝われば嬉しいかなと思ってます。

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本格的な戦争遺産を訪れたのは初めてでしたが、おじさんは訪れて本当に良かったと思ってます。
本物を見ないと分からない事って沢山ありますが、
この戦争遺産もそう言う種類の物では無いかと、ここに訪れて強く思いました。

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これを読んでくれた多くの方にも是非、訪れてもらいたいと思う反面、
このまま「忘れられた森の戦争遺産」で、いてもらいたいとも思ってます。

このまま時が経過すれば、やがて森の中に溶け込んでしまうかも知れませんが、その日が来るまで、
この姿のままで、訪れる人におじさんが感じた事と同じものを伝え続けてもらいたいと思ってます。
これが、この遺跡を訪れて感じた偽りのない本心です。

長い長い日記、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

博多のおじさん&まめ

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