序 章 夢を見ていた。 目の前には湖の様に静かな水面・・・ここは何処なんだろう? 夢の中に微かに潮風の香りが漂う。 あぁ、ここは海なんだ。 そんな事を思いながら、夢の中で、この綺麗な風景を眺めていた。 すると遥か遠くから鳥がこちらに近付いて来る。 蒼い海の上、風を上手にとらえて、その鳥はぐんぐん近付いてくる。 その雄大な姿に目を奪われる。 しかし、ここは何処なんだ? 海面からの上昇気流に乗り、滑らかな軌道で目の前までやってきた。 これは鳶か? もの言いたげに私を見つめている。 鳶の後ろには無数の島々が見えている。 何処かで見た記憶がある・・・しかし思い出せない。 小さな島々の間を小船が通り過ぎて行く。 ああ、なんて素敵な風景なんだ。心癒される時が過ぎて行く。 あっ、鳶が反転した。 夢の中で必死に鳶を追い掛ける。 まるで一緒に飛んでる様な気分だ。 目の前に小さな港が見えて来た。 あっ、あの港は・・・ 鳶が振り返り、「思い出したかい?」と語る。 その瞬間、夢から覚めた。時計を見ると午前5時。 今から行けば現実にこの風景を見れる気がする。 まめ、旅に出るぞ。 進む |
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