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長崎県佐世保市の西海パールラインに架かる新西海橋、
日本三大潮流の一つ針尾瀬戸に架かる美しい橋です。
今回訪れているのは、そんな風光明美な場所、針尾地区。

近くにはハウステンボスもあり、多くの観光客で賑わう有名観光地です。

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そんな観光地に場違いな巨大な塔が3本建っています。

あまりの巨大さゆえに、この近辺何処からでも、その存在は確認出来る程の建築物です。
この地区に訪れた人達は、きっとこの不思議な光景を見て
「何の塔だぁ?」って疑問に思う事でしょう。

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しかし、その巨大な塔が何の為に作られたのかを知っている人は少なく、
又、知ろうとする人も少ないと言うのが現実です。、
ですから多くの人がこの塔を見た次の瞬間には、この塔の存在を忘れてしまいます。

そんな人々を見下ろす様に、この不思議な塔は今日も孤高に天に向かって立ち続けています。

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そんな忘れたら塔の歴史に果敢に挑む、うささんが1羽。
そう、「旅うさ」のまめです。
まめが見た、この巨塔の真実とは・・・

(=´▽`=)ノ皆さんこんにちは
今回は久しぶりに時空紀行物をお贈りしたいと思います。
さてさて、皆さんこんな言葉を聞いた事がないでしょうか?

「ニイタカヤマノボレ1208」
そうです。大平洋戦争の開戦を告げた
「ニイタカヤマノボレ1208」
この送信から真珠湾攻撃が始まりました。
この電文を送信したと言われるのが今回訪れた針尾送信所なんです。

只、その事に関する資料は、ここには残って無くて、
送信したかどうかは不明なんですけどね。

しかし、そんな事はどうでもよい事です。歴史上の価値は、なんら変わらないのですから。

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この針尾送信所は平成25年3月6日に国指定重要文化財(建造物)に指定され、
それに伴い、施設の一部が公開される事になりました。

一般の人には興味のない施設だと言う事は十分に承知しています。
しかし、開戦を告げた場所かも知れない所に、同じ九州に住む私達が立ち寄らない訳にはいかないでしょう。
戦争遺跡もおじさんとまめとの時空紀行の大事な選択肢なのですから。

それでは早速、針尾送信所の見学許可をもらいに、針尾無線塔保存会の詰め所に挨拶をします。

( ̄∇ ̄;) げっ・・・この詰め所。
間違い無く当時の建造物じゃねえのか?

挨拶の後に尋ねて見ると、やはり旧燃料貯蔵庫だとの事。
どうやらおじさんの近代化産業遺産を見る目も数々の経験で鍛えられている様です。
( ̄∇ ̄;) 変なスキルだけは上がるおじさん達でした。(笑)

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えっ?まめは、お留守番ですかって?ガッデム( ̄ヘ ̄)凸
とんでもありません。
まめもしっかり、おじさんと一緒に見学許可頂きました。

おまけにガイドまで保存会の方が引き受けてくれて、
まめと二人で列んで正座して説明を聞かせてもらいましたよ。
まめがおじさんの膝の上で真剣にガイドさんを見つめて説明を聞くので、
流石にうさぎさんに説明したのは初めての経験だよと、ガイドの方が笑って話してくれました。

(_≧Д≦)ノ彡☆バンバン!! 
一気に和気あいあいの雰囲気に・・・
恐るべし、うさぎさんパワーかな。まめと来て良かったと心底思える瞬間です。

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電波塔の近くまで辿り着きました。
旧日本海軍が大正7年(1918)〜11年(1922)にかけて建設した送信施設です。
こんな古い施設が残っている事にも驚きますが、もっと驚くべき事実が・・・

なんと、この電波塔は1997年まで使用されていと言う事実。
あまりに最近の事なので驚きを隠せないおじさん達でした。

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敷地内にある3基の無線塔は、いずれも鉄筋コンクリート製で
基底部は、なんと直径12メートルの煙突の様な構造となっています。

( ̄∇ ̄;) で・で・デカイ!!
とんでも無いスケール感の為に、遠近感がおかしくなってしまいます。

大正時代、大規模な作業器械等は無く、ほとんど人海戦術で作ったに違い無いのですが
当時の特種な状況が今では考えらない独特の団結力を産み、
その力で作り上げた、良くも悪くも日本の一時代を象徴する建造物だと思ったおじさんです。

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おまけに高い・・・( ̄∇ ̄;)
高さは136メートルもあるそうです。大阪の通天閣が108メートル・・・それ以上の高さな訳です。
現在であれば、通天閣にしても東京タワーにしても鉄骨造りの建造物です。
この高さをコンクリートで作るって・・・とんでも無い大工事だった事が伺えます。

そんな事を考えながら、この電波塔を眺めてましたが、
建造物の先端が霞んでいるんですが・・・
まめも鼻の穴おっぴろげて驚いてました。(笑)


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この施設が作られた背景は、やはり戦争で、日露戦争を契機として無線連絡体制の強化が必要となり、
旧日本海軍が着工した訳です。

総工費は155万円(現在の250億円)、無線塔1基あたり30万円(現在の50臆円)を費やして作られたとの事です。

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一辺300メートルの正三角型に配置された無線塔は近年の調査により、
この施設が建設された歴史的背景と共に土木技術や無線技術の面からも高く評価され、
日本の技術発展を象徴する近代化産業遺産として重要文化財に指定された訳なんです。

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如何でしたか?針尾送信所の電波塔。(=´▽`=)ノ
楽しんで頂けましたか?
皆さんが楽しんで頂けたらオイラが頑張った甲斐があると言うものです。
それでは又次回・・・


( ̄◆ ̄;)うっ・・・おじさん。その手に持っているカギは何???

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ま・ま・まさか・・・
あそこに見えている電波塔の入口のドアのカギでは・・・

┌(* ̄0 ̄)┐ワーッハッハッハ
まめ、ここまで来て、電波塔内部を見ないと言う事は時空紀行上、ありえないでしょ。
カギは詰め所で預かって来た。内部に入る許可も頂いてたんだよぉぉぉ。
それ内部の調査だぁ。と言う事で第2部に続く・・・

ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
毎度の事だけど、おじさんとの紀行は付合うのが大変だぁぁぁ。
うさぎ連れで、そこまでやるか?普通・・・
 byまめ

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