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(=´▽`=)ノはい、みなさんんこんにちは。
今回も前回の続きで針尾送信所のレポートをお贈り致します。

今回のネタは、まめの後ろに写っている廃虚?が主役。

まるでラピュタの世界感の様に蔦が建物を覆ったこの光景は・・・

良いなぁ。こう言う光景こそ時空紀行冥利に尽きます。
こんな光景が平成の時代に実在しているとは、現場に来ているおじさん達でも本当に信じられません。

今回は、この針尾送信所の中核の施設、電信室をご紹介したいと思います。

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この電信室が残っている事は知っていたのですが、
ご覧の通り残っている場所が現役の佐世保海上保安部針尾送信所の施設のすぐ横の為、
フェンスで囲まれ、今までは立入り禁止区域だったんです。

しかし今回の施設公開に伴い、見学が可能になってました。


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針尾無線塔保存会の方に、この電信室の見学許可も、まめ共々戴いたので、
大手を振って見学が出来ます。o(`⌒´*)oエッヘン

フェンスの扉のカギを開けて、まめと電信室に向かいます。
この階段を登った、うさぎさんは間違い無くまめが初めてだと思います。
それ以前に、こんな所にペット連れは、ありえないか・・・(笑)


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それでは早速、皆さんにも見て頂きましょう。

これが針尾送信所電信室の全貌です。
良い感じに歴史を感じさせる廃虚感もあり、独特な威厳さえ感じます。

( ̄o ̄*(_ _* ) ウンウン 素敵。
そんな事を感じるのは史跡好きのおじさんだけかなぁ?

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┌(* ̄0 ̄)┐ワーッハッハッハ

見よ。まめの勇姿!!


この電信室が造られて100年近くの時が経過してますが、
まさかうさぎさんの見学者が現れるとは、この電信室も思いもしなかった事でしょう。


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それではこの電信室の簡単な説明を書いておきますね。

電信室は鉄筋コンクリート造りで半地下式、2階建てで、床面積380坪の広大な建物です。
この建物が前回ご紹介した3本の電波塔の中心に位置し、無線所を実際に運用していた施設になります。


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( ̄∇ ̄;) うん??? 何か違和感あるなぁ??
あっ!! わかった。窓がアルミサッシだからだ。何故だぁ???
この事を尋ねてみると、こんな答えが。

この電信室は終戦後しばらくは米軍管理地となり、1948年からは
第七管区海上保安本部佐世保海上保安部が所管して海上自衛隊と共同で使用してたらしいです。

なるほど。そう言う経歴がこの建物にある訳で、窓だけがアルミサッシに変えられている訳なんですね。

納得です。( ̄o ̄*(_ _* ) ウンウン


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ここから連合艦隊に命令を伝えていたのか・・・
この正面入口の前に立つと色々な事を考えさせられます。
そして何より平和な時代に生きられる自分達の境遇に感謝を忘れてはいけないと強く思いました。

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施設内部は、老朽化が進んでる為に、立入禁止になってます。
内部の写真が案内看板に掲載されてました。

1階 整流器室、倉庫、電源室
2階 二次電池室、送信機室

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おじさん、おじさん。(´+_+`)ウゥ…
この施設、半地下って書いてあるけど、どう言う事???

それは、調べて知ってるぞ。
今地上に出ている所は本来は2階部分で1階部分は爆撃を防御する為に、建設後埋められたらしいぞ。

お前の後ろに写っている正面入口は実は2階につながっているんだよ。

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その証拠写真がこれです。
上の写真は、この電信室が完成した直後の写真ですが、1階部分の屋根が見えてます。
この屋根部分を覚えておいて下さいね。

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見ての通り、その屋根部分の後が残ってます。
この施設は大戦前に完成してた為、後にご覧の通り1階部分を埋めて、
爆撃された時の防御とした特殊な建造物なんですよ。


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ですから、今まめが居る場所は完成当時の1階の屋根部分になり、後ろに見えている電信室は
全て2階部分と言う事になります。
もう分りますよね。この下に1階部分が埋まっているって事なんです。

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ですから、当然ですが、1階の出入口も別にあります。
それがこちらになります。
こちらは、いかにも戦時中の出入口って感じです。

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まめと恐ろる恐ろる覗いて見ます。
暗くて良く見えません・・・

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カメラの感度を上げて撮影すると・・・

Σ( ̄□ ̄ノ)ノおおおおお。見えた。
まるで防空壕の様な強固な作りになってますね。

これを見ると戦時中の施設だった事を今さらながら強く感じます。

これを見て不快に思われる方も多いでしょう。
しかしこれも紛れも無く日本の一時代の真実です。

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如何でしたか、針尾送信所。楽しんで頂けましたか?
今回のレポートの冒頭にも書きましたが、良くも悪くも日本の一時代を象徴する建造物だと思ってます。
普通の方は訪れる機会は、まず無いと思いますが、こう言う大戦当時の施設が今でも残っている事を
知って頂けるだけでもまめと、ここに訪れた甲斐はあると思っています。

まめと今までも沢山の遺跡に行きました。
毎回思っているのですが、「ここはまめを連れて行ってはいけないだろう」と思われる場所でも、

しっかりお話をして、誠意を伝えると不思議とまめの見学許可をいつも頂けます。

本当にありがたい事だと感謝しています。
特に戦争遺産は現地の写真だけではどうしても殺伐な風景になる事が多いので、
こうしてまめとのツーショット写真は、かかせません。

今回の紀行も沢山の人の善意があったから書けたと思っています。
この感謝の気持ちを最後に書かせて頂いて今回の紀行の締めとさせて頂きます。


本当にありがとうございました。m(_ _;)m
博多のおじさん&まめ
 
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