さてさて、玄海航空基地のお話も今回で最後となります。 実は内容的には3部目で終わっても良かったのですが、 この戦争遺跡に最初に訪れた時から気になっている物がありました。 それがこの井戸用のポンプ・・・ 記念碑の錨の横に無造作に置いてある(捨ててある)奴。 他の人が書いたこの玄海航空基地跡のレポートにも写っている事があるのですが 誰もこのポンプの事には触れていません。 ここに置かれたのは最近の様で昔のレポートには写ってないんですよね。 当初は単純に廃棄物なのかなぁ?って思ってたのですが、 おじさんがこの玄海基地を調べ始めて2年の月日が経ちますが、未だにあります。 それでおじさん思った訳なんですよ。 もしかしたら、これって玄海航空基地に関連する物で、 単純に整備されていない物では無いかと? 戦争遺産では良くある事なんですよね。 予算が付かなくて放置って図式が・・・ それでおじさん仮説を立てて見ました。 この玄海航空基地には隊員の為に烹炊所が当時作られ、 今でも当時のかまど跡が残っていると一部の古いレポートで書かれており かまどの写真もUPされています。 確かにおじさんが手に入れた資料にも烹炊所の詳細はありました。 150名分を作れる烹炊所。そこそこ大きな施設だとは思うのですが、 しかし、その詳しい場所はどこにも明記されていなく、 同じ題材でブログ等を書かれている方の ほとんどの方が見つけられないままレポートを終わられています。 配置図もあるのですが、あまりに大雑把で特定できません。 この略図で見る限り、生松天神社の近くに有った事だけがヒントとなります。 烹炊所が建っていた敷地は当初から民家の敷地だったらしく、 かまど跡も個人の敷地内にある可能性が高いのですが・・・ しかも、最近のレポートには、このかまど跡の写真はまったく出て来ていません。 普通に考えれば取り壊されている可能性の方が高いんですよね。 しかし、諦め切れないので唯一のヒントである生松天神社に向かって見ました。 この生松天神社の近くに烹炊所が有った事は間違いありません。 とにかく何か手がかりはないものかと、敷地内をくまなく調べ廻ります。 あっ。今回の相棒はクリです。(=´▽`=)ノ 若いクリの感性に期待をして連れて来ました。 (=´▽`=)ノ クリ自慢のヒクヒクお鼻で何か見つけてくれよな!! (; ̄□ ̄)ゝなぬっ? クリのヒクヒクお鼻がいきなり何か感知しました。 境内を散策していると、一番端に怪しい祠が・・・ しかもお供えしてある物が物凄く怪しい・・・ 祠には何も書いてありませんでしたが、何故かサンゴが置かれています。 確かに海の近くですが、この付近には流石に珊瑚はありません。 これって、もしかして玄海航空隊の隊員が沖縄から持って帰って来た珊瑚では・・・ この近くに烹炊所が有った事では??? しかも奥の方に井戸らしき物もあります。 おじさんのセンサーは、ここだって鳴り続けてます。 しかし、ここから先はどう見ても私有地・・・って言うか。 間違い無く、民家の庭です。 これ以上進む訳には、いきません。 この怪しい区間が有る民家の正面に回ると・・・ (; ̄□ ̄)ゝなぬっ? 怪しい祠がもう一つ、敷地内に有る!! 絶対ここだ。ここに当時建物建ってたんだ。 そしてこの祠が入口付近にあったんだ。 もうほとんど確信に変わりました。 この家の裏に回り込める道を探します。 2件程先に回り込める道がありました。 その道を入って行くと・・・ (゜ロ゜;)....う・・うそ 本当にあった 烹炊所のかまど跡です。 脇道を入り50メートル程入った道沿いにありました。 この道は最後は個人の畑に突き当たり行き止まりとなる道です。 ほとんどこの周辺の民家の私道と言って良い道なので、道幅はそこそこあるのですが、 多分、誰も入って来ない道だと思います。 こんな所にあるから、見つからないんだ。 かまど跡が実際にある場所は多分私有地だと思われますが、 写真撮影位なら十分に道から出来ました。 一番端にクリを乗せてもらって記念撮影です。 こんなレンガを見て何が楽しいの? って言われそうですが、これだけ長い時間を掛けて見つけられると 言葉では表現出来ない達成感があります。 さてさて、最後におじさんが立てた仮説を立証して見ましょうか? このかまど跡の一番奥に思った通り井戸がありました。 しかも、電気のポンプに変更されています。 おじさんはこの井戸に記念碑の所に無造作に置いてあった ポンプが付いていたのではないかと思っています。 これはあくまでおじさんの推測でしかありませんが 皆さんはどう考えれますか? もしも、おじさんの推測通りだったら面白いと思いませんか??? 長い長い日記、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。 玄海航空基地跡の記念碑から始まった今回の紀行。 楽しんで頂けましたか? 自分が住んでいる土地であった本当の戦争の跡。 まめやクリと真剣に向き合って見て、知る事は本当に大事な事だと痛感しました。 そして、それはたとえ戦争遺産であっても楽しい事だとも分りました。 忘れ去られて行く遺跡達、今後も出来る限り光を当ててあげたいと思っています。 それでは又、別の紀行でお会いしましょう。 博多のおじさん&まめ&くり 戻る |
ご意見ご感想などは掲示板 「みんなの広場」
に書き込んで頂けると、
(=´▽`=)ノとっても嬉しいです!! オサイセン◎⌒ヾ(‾_‾。) (-人-。) パンパン 誰か書き込んでくれます様に!! 神頼み中 |