前回の続きで玄海航空基地の第3話を始めたいと思います。 まめの後ろに写る列車のレール見たい物・・・ これが今回の主役です。 (゜ロ゜;)....う・・うそ レールが主役って言われそうですが。(笑) このレールが、この玄海航空基地が秘匿基地だと言われる物的証拠らしいのです。 それではいつもの通り、米軍の接収品資料を元に このレールがどの様に使われたのか検証して見ましょうかね。 現地の説明版には、玄海基地で水上飛行機の陸上格納に使用したレール。 と明記してありました。 海上に水上飛行機を繋留したままでは基地の場所が敵に発見されてしまいます。 その為に通常は陸地に飛行機を上げ、上空から見えない様に隠していたらしいのです。 ( ̄o ̄*(_ _* ) ウンウン なるほど。なるほど。 秘匿基地としては、絶対に必要は事ですよね。 が、しかし本当にそんな物が設置されてたのか?正直疑問です!! 普通レール位でそんなに真剣に調べる人は少ないとは思いますが・・・ だって疑問に思ったんだから仕方ないじゃないですか!! と逆切れするおじさん。 流石に、このレールに関する資料は残って無いだろうと思ってましたが・・・ (゜ロ゜;)....う・・うそ 資料残ってました!! レール式陸揚装置の配置図!! 展示してあったレールは現存する納骨堂のすぐ横を通っていたみたいです。 だから記念碑が納骨堂の敷地に建ってたんだぁ。 記念碑設置の場所にも、ちゃんと意味があった様です。 このレールがメインで他に2本レールが書込まれています。 この船越基地だけで合計3本のレール式陸揚装置があった様です。 ここからは想像ですが、多分こんな感じで海上から陸上に 引き上げていたのではないかと推測できます。 こうやって調べて行くとレール1本から、当時の基地の様子がだんだん見えて来る事に 自分でも驚いてしまいます。 因に他の基地では、どうだろうと調べて見ると・・・ 陸揚装置は岐志基地にもあった様で、レール式陸揚装置1本 板式陸揚装置2本が配置図に書込まれていました。 記念碑の所に展示してあったレール式陸揚装置の跡の写真。 松末かまど浜と書いてありますが、これは松末基地のレール式陸揚装置の事の様で、 この基地にはレール式陸揚装置が1本、板式陸揚装置が1本設置されていた様です。 場所は略、特定出来ましたが、大潮の干潮時しかこの遺跡は見れないらしく、 今回はこの地には訪れていません。 だって海沿いを延々歩いて岩場を越えて行かないと着けないらしいんですよ。 まめと海に流されそうなもので・・・ 上記資料通り、各基地にレール式陸揚装置及び板式陸揚装置が有り、 それぞれ格納が可能で、合計46機の水上機を陸上で秘匿格納が可能だった様です。 記念碑だけしか無かった玄海航空基地跡、しかし調べが進むにつれて、 この基地の全貌が見えて来ました。 水上攻撃機最大の秘匿基地と言うのもあながち嘘では無い気がして来たおじさんです。 今回の日記を書く為に調べていた時に見つけた 船越基地の対空防御用の機銃の配置図です。 合計22の対空砲が設置されていた様です。 この配置図をぼんやり眺めていると・・・ (; ̄□ ̄)ゝなぬっ? 略、同じ位置に神社が存在している・・・ これは、もしかしたら神社付近に対空砲を設置してたのでは? 一番数の多い、25ミリ対空機関砲の写真は上記の通りです。 かなり大きな機銃です。 もしかしたら、何かしら残って無いのか? 設置用の基礎位は残っている様な気がします。 全部の神社を回って見ましたが、結果から言えば、 それらしい遺跡は発見出来ませんでした。 しかし、この引津神社付近が一番怪しかったです。 見ての通り前方が開け、湾全体を見渡せる事が出来ます。 この神社に上がる階段の両脇に合計4ケ所、平坦な更地があり、 機銃の設置に、もってこいの場所がありましたが、確証を得る程の物は 残念ながら見つける事は出来ませんでした。 今回、この対空砲ネタは書く必要は無かったのでは・・・ そうも思いましたが、 しかし、時空紀行ネタは歩いて調べる事も楽しみの一つだと思ってます。 誰かがこれを読んで、「あっ!?あの場所がそうでは?」 なんて閃きがあったら良いなぁと思って書いてます。 (=´▽`=)ノ 因に突然うさぎさんがまめからクリに変わってますが、 この地域には数回訪れて検証してた為です。 時空紀行のネタ検証はほとんど1回で終わる事は無いのが現状なんですよね。 わざわざ、まめやクリを連れて来るのは如何なものかと思わないではありませんが、 こんな地味な検証は、まめやクリ達が居るから出来るってのも、おじさんの本音です。 さてさて、如何でしたか? 玄海航空基地のお話。 今回は後半は、見つけられなかったお話になりましたが、 次回、同じ方法でこの基地の遺跡を見つけたお話を書きたいと思います。 おじさん&まめ&クリは何を見つけたのか? 第4部は、遺跡発見までのすべての行程をお話したいと思います。 戦争遺跡訪問、こんな楽しみ方もあるんだ。 そう思って頂けたら幸せです。 博多のおじさん&まめ&クリ 戻る 進む |
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