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(=´▽`=)ノはい。みなさんこんにちは。
今回は前回の続きで曲渕ダムのパート2です。
今回はダムの天端(てんば)の様子を書きます。(ダム頂上部の事)

実は一番最初に、このダムを訪れた時に、当然この天端を見たいと思ってダム事務所のある、
この高台まで上がって来たのですが、至る所に「関係者以外立入禁止」の張り紙が有り、
ダムの天端(てんば)には入れ無いと思っていました。

家に帰り色々調べて見ると
福岡市教育委員会の市の文化遺産を紹介するHPでは、ダムの天端は開放と紹介されています。

(; ̄□ ̄)ゝなぬっ?
ダムの天端は開放だとぉぉぉ!!

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と言う事で、日を改めて、再度まめとダムの天端を見に来ました。o(`⌒´*)oエッヘン
この辺がおじさんらしいと言えばおじさんらしかな?
わざわざうさぎさんを連れて再度訪れる根性は(大笑)

しかし、天端を見る為にはダム管理事務所の敷地を通り抜けなければいけません。
( ̄◆ ̄;)うっ・・・本当に入れるかなぁ!?
少し不安になって来たおじさんです。

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下の公園から遊歩道を通ってダム管理事務所(福岡市水道局曲渕水源事務所)に到着。
ダム本体はこの管理事務所の敷地の奥にある為、ここからは天端の様子を伺う事は出来ません。
( ̄‥ ̄a;)ぽりぽり 前回はこの「入っちゃだめよ」的な雰囲気に呑まれて、
すごすご帰ってしまった、おじさんですが今回は正面から突入です。

(_≧Д≦)ノ彡たのもぉう。どなたかいらっしゃいませんか!?
管理事務所の方に訪ねるとダムの天端も公園の一部扱いとなっているらしく解放されているとの事でした。
立入禁止区域は管理事務所内らしく、天端には勝手に入っても構わないらしいのですが、
精神衛生上、天端を見学される時は管理事務所を訪問して、許可を頂く事をお勧めします。
その方が心おきなく見学出来ますから。

また、ペットは天端へは入れないとの事でしたが、まめは籠の中に入ってたので
今回は特別に許可を頂き、敷地内から見学させて頂きました。
本当にありがとうございました。m(_ _;)m

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管理事務所を抜け、ダムの天端に出ると・・・

(; ̄□ ̄)ゝ な・な・なんだぁ。この景観は!!
このダムは2度目の訪問ですから、訪れ前に色々な所のダムの資料を読み漁って来たのですが
こんな綺麗な天端は見かけませんでした。
対岸までストレートに伸びた天端、しかも左右対称にデザインされてます。
美しい形の基本、シンメトリーを設計デザインの基礎に置いて作ってあります。

恐るべし、曲渕ダム!! (_≧Д≦)ノ彡☆バンバン!! 
しかも高欄は重厚で格調高い御影石造り、シンプルなスリット状の装飾にも好感が持てます。
また、ベージュの路面は、この色の天然石が敷かれています。
水源地に払う敬意が意匠からも感じ取れます。

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現在の合理性重視のダム作りとはまるで違います。おぉ(゚ロ゚屮)屮
ダムに関して素人のおじさんが見てもその違いは歴然としてます。

高欄の手すり部分はピカピカに磨きあげられ、白っぽい御影石が森の緑に映えます。
堤体表面の花崗岩は雨風で黒ずんでいますが、この黒ずみが
長い年月を過して来た証のようにダムの重厚感をより一層感じさせてくれます。
なんと魅力的な天端なんでしょうか。

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そんな天端から見える風景も素晴らしいです。
対岸には道も無く、水源地の森が広がっています。

こんなに静かな貯水池は初めてです。
見渡す限り人の気配はまったく感じません。聞こえるのは鳥のさえずりのみです。

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この天端は歩いていて本当に綺麗で気持がハイになります。
そんな天端の上で許可を頂いて、まめの写真を撮らせてもらいました。

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石、本来の美しさを活かし、シンプルなデザインで上手に仕上げた高欄。
照明もいかにも管理用ですという水銀灯ではなく、お洒落な街燈風にする、こだわり。

今の天端は平成の改修時に作られてます。
竣工時のオリジナルのデザインと、どれほど違うのかは分かりませんが
この天端を歩くと、まるで大正時代にタイムトリップしたかのような錯覚さえ覚えます。

しかも、この写真だけ見せて
ここは古城ラダムート城だよって言っても通用しそうな雰囲気です。(笑)
平成の職人も捨てたものではありません。
良い仕事してます。本当に和む空間をデザインしてると感心しました。

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そんな素敵な天端を歩いてダムの一番奥まで進むと左側に余水吐の越流部が見えてきました。
この部分も平成の改修で手が加えられていると思うのですが、
ちゃんと石積の仕上げとなっています。
と言うかこの部分を見て、こんなコメントが書ける様になった自分に驚きです。
ダム関係の本、死ぬ程読んだもんなぁ。(笑)

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満々とたたえられた水が余水吐から流れて出ていきます。
只今、ダムは満水です。って事でしょうね。
何だか満水の水を見ると幸せな気分になるのは何故でしょうか。不思議です。
もしかして、おじさんダムオタクに成ったか!? (ll゚◇゚ll) 汗

ここをコンクリート一辺倒で作っていたら、この雰囲気は残らなかったでしょうね。
平成の改修時のスタッフにも花◎あげたい気分ですよ。

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余水吐の越流部を越えた水はこうして石積の上を流れ溢水路へ。
溢水路のスロープで白い幾何学模様の転波を作り川に帰って行きます。

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生まれて初めて、本気でダムを見学しました。
今まで気にも止めなかった風景全てが活き活き見えて来ます。
ほんの少し、ダム好きの方の気持ちが分かった様な気がした今回の紀行です。

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ダム最深部の右奥に大きな碑がありました。
これは第一期拡張工事、昭和6年(1931年)のダム堤体の嵩上工事の時の記念碑です。

周囲は一面青々とした苔に覆われ、奥深い森の香りがします。
ここは水源地の森だと碑が訴えかけて来ます。
すごくいい感じゃないですか?

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記念碑には「天源豊」と書かかれています。
達筆過ぎて最初は読めませんでした。
管理事務所の方にお聞きしたら竣工当時の水道課長、上田研介氏によるものだそうで
「天は豊なる源なり」という水に感謝する気持ちを表してものであるとのことでした。

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しかし、この景観。( ̄‥ ̄a;)ぽりぽり
ダムじゃないみたいでしょ?
でもダムなんですよ。

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「まめ、凄いよね。この景観」と話し掛けると
くるっとおじさんの方に振り返るまめ。こういう仕草は旅慣れているまめ独特の表情かな?

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しかし、こう言う場所は本当にまめは映えます。
この景観の中にまめを写し撮れただけでもおじさんは満足です。

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ダムの施設としては、ここで終わりなのですが、
ここまで来られた方は矢印の場所にも是非行ってもらいたいです。
時空紀行的な視点で見れば、ここは何としても押さえたい場所なんですよ。

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ダム施設のフェンスを越えて矢印の高台まで登って来ました。
ここからだと、ダム全体を見渡せます。
おまけに、ここはダム敷地外なので、ペットも出し放題ですから!!
と言う事で、ここからはクリに案内してもらいましょうかね。

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訪れた時から多分「水神様」を祀ってあるのだうなぁ?とは思ってたのですが、
2度目の訪問の時に
水道局の方がおしきみとお米と塩を交換に来られてました。
もうこれは水神様以外は考えられないでしょう!!

当初は立地場所から推測すると第一期拡張工事が有った記念碑の上付近にありますから
昭和6年(1931年)当時に、ここに作られた水神様の祠だと思ってました。
ですが、おじさん凄い発見をしたんですよ。

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その発見とは家に帰ってダム管理事務所に展示されていた竣工当時の写真を見てると・・・

(゜ロ゜;)....う・・うそ

これって、この祠ではないのか? 
位置的にも、シルエット的にも同じ物に見えます。
多分この祠は、ダム建設当初からずっとここでダムを見守って来た水神様だったのでしょう。

こんな奇蹟のような出会いが本当にあるんだと、心底驚いたおじさんでした。
時空紀行恐るべしです。

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実はこの場所は以前違う視点でご紹介した事がある場所なんですよ。
あるアニメのお話に、この場所にそっくりのお話があり、そのお話に当てはめて書いた物です。
上に書いた事実を知ると、おじさんが書いた話も作り話だと笑えない真実味が増します。
読みたい方は下のリンクからどうぞ。
うさんぽまめ 曲渕ダム 奥の祠

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ダム建設等時から見守り続けてくれた水神様
おじさんはこの祠が大好きです。
こちらまで来られたら是非お詣りして帰って下さいね。

そんな気持ちを込めて、まずはまめバージョンの写真を1枚。

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そしてクリバージョンで。(=´▽`=)ノ
まさか、同じ場所の同じアングルでまめとクリを撮れるとは・・・
旅うさがダブルキャストだから出来る裏技ですけどね。

これにて曲渕ダムパート2は終了です。
次回は、この時空紀行を書く為に取材中に見つけた、初期ダム施工時の物と思われる
物件を中心にパート3を書きます。
ある意味、一番時空紀行らしいかも?

続きはこちらから。
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